【まっさらだから悩むこと その1】
今年も残すところ1か月を切りました。
4月から入社した新入社員も2年目の人も職場や仕事にもだいぶ慣れたと思います。
それと同時にいろいろな悩みや不安も出てきていることでしょう。
ブログにはコラム的なことは載せたくはなかったのですが、
昔自分が新人だったころを思い出して今回から3回に分けて書いていこうと思います。
【不安と焦り、悩むことはあたりまえ】
新人のときや新しい仕事を担当するときは新しいことにチェレンジできるという楽しさもありますが、多くの人は不安感の方が半分以上あるはずです。
でも、この不安感は、自然で大切な感覚です。不安感があるからこそ頑張れるのです。
心配して悩むことも大切なのです。(これは、後になって思うことで、当時は感じられません。)
初めて新しい仕事を始めると、どうすれば良いか、まったくわかりません。
新人のときは、わからなくて焦り不安になるでしょう。不安をなくすために、早く仕事を覚えたいと思います。
どのように仕事を覚えたら良いか、何を勉強したら良いかと悩みます。あれもこれも勉強しなくてはとあせります。
ですが、焦る必要は全くありません。
実際に仕事がわからない、あるいは覚えられないと悩むことがあります。
しかしその原因は、あなたがサボっているわけではありません。頭が悪いからではありません。
あなただけでなく、誰もがわからないのです。それが「初めての仕事」なのです。
そして焦ってくると、先輩や上司がきちんと教えてくれない、と周りに対して不満を持つようになります。
最初の頃は自分自身に余裕がなく、いっぱい、いっぱいな状態です。
わからないことを聞いて、言われたとおりに進めるしかありません。
しかし少し余裕が出て来ると、次のように周りの人へ不満を持ってしまいます。
【教えてもらっても、何を言ってるかわからない!】
【聞きたいことを教えてくれない!】
【聞きたいことと、別の話をされて、余計にストレスになる!】
【何を聞いても、わかりやすく教えてくれない!】
【先輩によって指示が違う!】
【さっきと言ってることが違う!】
【 もしかして、外れ上司に当たったのかも!】
大学や高校を卒業して社会人になったら、まず最初に、意識を変えなければなりません。
仕事を進める上でテキストや参考書は存在しません。学校に通っていたときは教科書があり、先生が教えてくれました。
何もしなくても、わからないことを教えてもらうことができました。
しかし社会人になると、教科書がありません。
学生時代のような先生もいません。
何もしなければ、何も進みません。
前に進むためには、自分で仕事を覚えていくしかないのです。
あなたが不満を抱く上司や先輩も不安をもって悩みながら毎日仕事をしているのです。(その2につづく)